永柳陶房 雅山窯
- 業種
- 窯業
- 主な品物
- 無名異焼(むみょういやき)
- 住所
- 新潟県佐渡市相川下京町18
無名異焼は相川を中心に江戸末期頃より作られている朱紫泥焼で、粘土に無名異という天然の酸化鉄を混ぜて土を作るのが特徴。原土は佐渡金山より産出、釉薬を使用せず焼き上がった赤茶色の肌は長く使用することで独特の艶が出ます。
陶房当主、永柳修一氏は数種類の異なる土を用いた練込と吹雪文(ふぶきもん)の技法を中心に作陶。伝統的な無名異の味わいの中にモダンな文様を施すなど現代人の好みをうまく取り入れた作品が多く、人気があります。
[陶歴]1952年愛知県常滑市の製陶業の家に生まれる。1977年株式会社ナルミに入社、洋陶器の販売に従事。1981年愛知県窯業職業訓練校卒業、佐渡市相川の北沢窯・清水文平に師事。1986年現代工芸新潟会員展会長賞受賞。1991年開窯独立。1996年第36回伝統工芸新作展入選。2000年佐渡郡佐和田町にて個展。2004年新潟三越にて個展。2005年新潟県「百年物語」プロジェクト参加、ドイツフランクフルト「国際消費財見本市」に出品。